住宅改修への考え  その2


生活は生活として、住環境整備で安全、楽々に!

  利用者さんに24時間、頑張らせていませんか?
 生活=トレーニング、強要していませんか?
 運悪く、体に障害を持ってしまって、何らかの介護が必要になると、なぜか周りから言われるセリフがあります。

「さぁ、頑張って歩いて、歩いて!リハビリになるから!!」
「便利すぎると、動けなくなるから、便利すぎはダメ!!」
「少しぐらい不便な方が、リハビリになっていいから!」などというセリフです。

 これでは生活自体に疲れてしまい、逆に動きたくなくなってしまうのではないでしょうか。目が覚めている間中、トレーニングをしているのであれば、私ならば、疲れてしまって、生活を続けていく自信がありません・・・。

 なぜに、人は、体に障がいを持ってしまったとたんに、目が覚めている間中、トレーニングに明け暮れなければならないのでしょうか?
 普段の生活は、住宅改修と福祉用具で、安全に、楽に、生活を送れるようにして、リハビリはリハビリとして、きっちり時間を設けて、行えばいいと思うのです。