段差に対する住宅改修


「段差を大きくする」という段差解消!

  車いすを使用して生活する利用者さんの大敵の一つが、「段差」です。段差の解消と言いますと、「段差をゼロにする、または近づける。」か、「スロープやすりつけ板などで対応する。」という手段が思い浮かびます。
 これに対して、主に脊髄損傷の利用者さんでは、「逆に段差を大きくする。」と言いますか、「段差を利用する。」という段差解消をすることがあります。
 大まかには、車いすの座面の高さと同じ程度の高さの段(台)を設置し、写真のように車いすから前方へ体を押し出しながら、移乗するという方法で、段差に対応します。台の設置状況によっては、横向きで移乗することもあります。